頑張って生きることが嫌な人のための本【読了】


『頑張って生きるのが嫌な人のための本』読了しました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

友人「K」氏の自殺をきっかけに、自由について考え始めた著者。印象に残ったのは、「後ろ向きの自由」という表現です。
後ろ向きの自由とは、人との付き合いを減らし、孤独を友とする、選択肢を狭める生き方です。失敗すれば、病気になったり、最悪死んでしまいかねない危険な道ですので、できれば通らない方がいいです。ただし、選択肢が少なくなる分、入ってくるノイズが減ります。
これが後ろ向きの自由です。これには共感できました。孤独を友にしすぎると、まずいというのも体験しています。後ろ向きの自由の実現には、人付き合いの頻度の調整が大事です。他にも、自意識過剰である自分を捨てることや、平凡を恐れないことが書かれています。そして、コミュニケーションという檻から逃げられない人間という存在を認識した上で、コミュニケーションによって生じる不安を減らし、自信を持つ方法などが載っています。意識高く生きるのに疲れた時にオススメです。
頑張って生きるのが嫌な人のための本~ゆるく自由に生きるレッスン

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