コロナウイルス雑感

9年前の2011年、東日本大震災が起きた。想像を絶する出来事だった。

その時私は関東や東北にはいなかったので当事者とはいえない分、自分史上最大額の募金をした。

株価は大幅に下落した。その後、数年かけて株価は回復をした。被災地の復旧も進んでいる。震災後に一部が不通となっていた常磐線は、3月14日に悲願の全線開通を果たした。

12年前の2008年、リーマンショックの時は学生だった。翌年の就活では新卒採用をしない企業があった。志望を予定していた企業も含まれており、残念な気持ちになったことを思い出す。

そんな状況の中でもなんとか内定をいただけた。

のちに私たちの世代は「(リーマン後の)就職氷河期」と呼ばれてるのを知る。

本当の氷河期といわれている世代もこんなふうに後から知ったのだろうか。

そして、今のコロナウイルスにおける騒動。未知のものへの恐れというのはいつの世も変わらないと感じた。

株価の大幅な下落に様々なデマ。マスク、ティッシュやトイレットペーパーの売り切れ、買い占め。欧州などでのアジア人差別。各国で行われている入出国の制限。今までにないような事態も起きている。オリンピックもどうなるのか現時点ではわからない。

そんな中だが良い動きもある。在宅ワークの推進などが結果的に進んでいて、歴史の転換の流れの中にいることを感じる。そして、過去の事例から考えるのであれば株価は回復するだろう。働き方改革も進むだろう。手洗い、うがいなどが徹底されて病気になる人も減るのではないか。実際、今年インフルエンザの罹患者が近年よりは減ったように。出典:東京都感染症情報センター » インフルエンザの流行状況(東京都 2019-2020年シーズン)

暖冬だったのもあるかもしれないが、コロナウイルスのことを考えても暖冬でよかったと思う。平年の気温であれば、コロナウイルスはもっと流行していたのではないか。

コロナウイルス流行の収束にはまだ時間が必要だと思われるが、世の中は良い方向に進んでいくと信じている。

このコロナウイルスをめぐる一連の出来事も後々論評されるのだろう。その時は果たして、どのように論評されるのだろうか。

今、私は歴史の転換点にいる。この動きを記しておきたかった。