日本にシャビが生まれるまであと25年はかかるんじゃなかろうか
私がTwitterでフォローしているスケゴーさんという方がいます。
サッカーの戦術とか、サッカーに関して専門的なツイートをよくされます。
最近、より興味深い投稿を見かけたので思うところもありブログにしました。
まずはこの4ツイートを御覧ください。
NHKのスポーツドキュメンタリー番組ミラクルボディでシャビを科学的に分析していたが、そこでもっとも衝撃的だったのは、シャビが状況判断をおこなっていなかったこと。サッカーは判断力が重要だと思っていたが、 まったく違っていた。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
インド人は九九を30×30まで暗記するそうだ。日本人なら27×18を56+160+70+270=556といった具合に段階を踏んで計算するが、インド人は、そうではなく27×18=556と思い出すことができる。シャビも同様に、状況を把握すると瞬時に戦術メモリーから最適解を思い出せる。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
サッカーは知のスピードがもっとも重要と言われているが、いちいち状況判断している日本人では、答えを思い出しているシャビに知のスピードで敵うわけがない。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
イタリアではユースの段階で約200種類ある2対2のパターンプレーをすべて覚えさせられる。シャビと普通の選手との違いは、シャビはピッチ全体を把握してのに対し、普通の選手は自分の周辺しか把握出来ていないこと。どちらも基本的に条件反射でプレーしている。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 9
これを読んでハッとさせられました。確かに日本では、プレーの暗記という概念は
ないように思えます(セットプレーは除く)。
それはなぜか。
考えた結果、サッカーは流動的でかつ相手もいる競技なので、状況によって最適な判断は異なるという考え方が浸透しているからではないか?
という仮説にたどり着きました。
ここでまた、スケゴーさんのツイートを引用します。
ファンタジスタと言われるトッティもロナウジーニョも、即興的なプレーは一切行わないと述べている。彼らの幻想的なプレーは、練習で試された、あらかじめ準備されたものであって、思い付きで行われいるわけではないのだ。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
ロナウジーニョはピッチ外でもイメージトレーニングを欠かさなかったそうだ。「各シチュエーションでの最善のプレーは何か?」という判断は、試合前に終わっている。試合中は、その答えを思い出して実行に移すだけというわけだ。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
そうか。オートマティックにプレーするからこそ、味方の予測性を高め、チームとして連動してプレーすることが可能になる。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
いつも一緒にプレーしている味方には予測が容易でも、バリエーションが豊富なので敵には予測が難しい。そういう連動したプレーが、日本人に出来ないのは、判断という余計なアクションがあるからだ。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
いちいち判断してプレーすると、味方も次のプレーが予想しづらくなり、チームとして連動してプレーすることができない。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
組織的に戦うためのキーファクターは「判断の排除」ということなのだな。
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
「日本人は判断しようとするじゃないですか。だからパターンが読みにくい。逆に、欧州の選手は誰もが自分のプレー(パターン)を持っているから、味方に関しても相手に関しても読みやすい。なので、欧州にいた方が点も取りやすいというのはあります」by大儀見優季
— スケゴー (@sukego_fut) 2015, 8月 7
なるほど。実戦の場でいちいち考えずに脊髄反射的にプレーをするのと、そうでないのとではそれはプレースピードに差が出るというものですね。
深く納得がいきます。というのも、チームというものは11人がまるで1人の人間であるかのように連動して動くのがベストだと思っているからです。
あらかじめ11人がパターンを共有できていれば、プレースピードも上がるわけです。
1人の人間にたとえるなら、「共有されたパターン」は脳になります。
それができないチームだと、11人それぞれが「考える」ことになります。一見いいことのようにも思えますが、それはチームとして考えると害になってしまう。
1人の人間的なチームであれば、脳が命令を出すのであとはそれに従って動くのみ。
日本とスペインでは、サッカーの技術というより、そもそもの考え方が違う。そんなことを思い知らされました。
スペインやイタリアなど=サッカーのプレーには型があり、練習で叩き込み試合で自動的に出るようにする。
日本=型はあるという認識で練習もやる。だが実際の試合は試合なので、最終的には局面局面で「判断」する。
結局、暗記なんですね。詰め込み。完全な印象論だけどバスケやバレーや野球は攻撃の型があり、練習でも結構行っていると思う。フットサルも割りとそういう傾向がある。
でも、サッカーだけは違う。
では、どうすればよいか。スペインの考えを輸入するのが早いとは思いますが、そうしている間にもスペインはどんどん先を行く。
日本はそもそもの指導メソッドから立て直す必要がある気がする。
仮に25年後に日本にシャビのような選手ができてもスペインはもっとすごいシャビみたいな選手がいるでしょう。つらい。
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