【サッカー】安田理大がブラジルW杯代表に選ばれて欲しい、たった一つの理由

安田理大サガン鳥栖
1987年12月20日生まれ
ガンバJY、ガンバユースを経て2006年にトップ昇格。
2011年にオランダリーグのフィテッセへ移籍。2013年にジュビロ磐田へ移籍。
そして今シーズンからはJ1のサガン鳥栖でプレー。

4月7日から9日に行われた日本代表合宿で、安田理大選手(以下、敬称略)が約3年振りの代表復帰を果たしました。

今回は国内組の中でザックがテストしたい選手が呼ばれました。

サガン鳥栖で、開幕から好調を維持していた安田。今回選ばれて本当によかったと思っています。

そしてあわよくば、ブラジルW杯の代表に選ばれることを願っています。

なぜなら、本田圭佑をイジることができる」選手だからです。

Twitterスポーツライターの方(ツイートを引用しようとしましたが見つからず)が、W杯はチームの雰囲気作りが大事と言っていました。そこで安田を推していました。

明るい性格と、本田、長友、岡崎ら主力と同世代であることを理由としていました。そして安田は、ガンバの下部組織出身。本田も中学年代はガンバの下部組織にいました。つまり、かつての先輩後輩の間柄なのです。

チームの雰囲気はとても大事です。

過去のW杯から例を挙げると、ベスト16に進出した2002年の日韓W杯。その時の代表選手たちの様子を収めたドキュメンタリーの「六月の勝利の歌を忘れない」という作品があります。

印象に残っているシーンがあります。

頑張れ!松田直樹選手 2002年 サッカー 日本代表 - YouTube

こちらの動画は、作品からの抜粋です。
合宿地のプールサイドでBBQをしているシーンです。まず、松田直樹が飛び込みます。その後、監督のトルシエらも落とされます。
そして4分すぎ、エースの中田英寿がプールに落とされるシーンがやってきます。

ここで注目したい点が2つあります。
まず、監督とエースをプールに落とせるようなチームの雰囲気。
そして、中山雅史中締めの挨拶をしていますが、その後中田ヒデを呼んでいますね。こういうベテランのさりげない気遣い。
この二点です。
また、動画を見ればチームの良い雰囲気を感じ取れると思います。

対して、4年後の2006年ドイツW杯。
1分2敗でグループリーグ敗退でした。

グループリーグ3戦目のブラジル戦終了後、中田がセンターサークルで横たわる姿が印象に残っています。
もちろん負けたのでマスコミも好き勝手書いたのでしょうが、この大会はメンバー間の雰囲気が良くなかったといいます。もちろんそれだけで結果は決まりませんが。
4年前から変わらず主力の中田に対して、モノを言える選手や、日韓大会の中山や秋田のような経験豊富なベテランも少なかった。
先の動画内で中田をプールに飛び込ませるようコールをかけた松田直樹。中田に対して遠慮なくモノを言える数少ない選手でした。

エースにモノ申せるというのは、それだけで価値を持つとも言えます。


リンクは2008年6月の安田のブログです。

本田について取り上げています。

かなりおちゃらけた内容だけど、とはいえここまで出来るのは、彼しかいない。

意識が高すぎる本田は、ドイツW杯の中田英寿のように孤立する可能性もあります。そして、今回経験豊富なベテランは選ばれなさそうです(遠藤ぐらいか)。

中田英寿に対する松田のように、本田圭佑に対して安田もきっと必要です。

残りのリーグで活躍してもらい、安田の滑り込みでの代表選出を願います。


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