逃げた先にも道はある。

人生逃げが必要な時もあります。逃げのススメや感じたことを書き綴ります。

千と千尋の神隠しは名作だけど苦い思い出もある

夏はジブリ!とかいって日テレで3週連続ジブリ作品を放送するそうですね。

春はあけぼの
夏はジブリ

まるで季語のよう。

ジブリ作品はそんなに見たことがない。
初めて見たのが魔女の宅急便で、2作目がホーホケキョとなりの山田くんかなぁ。

ジブリ作品の鑑賞歴1作目と2作目がこのパターンという人は、日本に何人いるのだろうか。
できればいないで欲しい。
優位を保っていたい。優位でもなんでもないけど。
あと見たのは耳すまとか、海がきこえるとか。

そんな中、唯一家族で見た作品がある。
金曜ロードショーを録画したものだけど。あれは中学三年生の時ぐらいだったのかなぁ。

父は、そこそこ楽しみにしていた。
職場で

「川の神様」

に似ていると言われたそうだ。
それを自分の目で見たいと。

そして、作品が始まった。
序盤の千尋の両親が料理にがっついているシーンで、「料理、うまそうだなぁ」と思ったことを鮮明に覚えている。どうでしょう。おいしそうじゃないですか?

物語も中盤の辺りで、「川の神様」が登場した。
あっけなく消えていったので、父はどれが川の神様なのかわかっていなかった。

俺は正直、このままでもいいと思った。

なぜそう思ったかは、なんとなくお分かりいただけるかと…

しかし、不幸にもこれは録画したものだった。巻き戻してもう一回見よう、と父がいう。
これには(家庭のヒエラルキー的にも)従わざるを得なかった…

巻き戻す!
川の神様現れる!
湯屋で綺麗になる!
去る!
千尋の手に団子が残る!

食卓が微妙な空気に包まれる!

俺にとっての千と千尋の神隠しの川の神様が登場するシーンは、以上のような構成となっております。

あの家族みんなでシーンとなった時の空気は忘れられない。
ちなみに親だからフォローするわけではありませんが、父と川の神様は全く似ていないです。父と、川の神様、双方の名誉のために。
父は当時40代で、白髪だったわけでもないし。おじいちゃんならともかくさ…

そして息子(俺)は息子とて、この作品に期待を寄せていました。

学校で、「千と千尋カオナシに似てる!」
と、女子から言われていたからです。
ジブリに疎いのでリアルタイムで作品を見ていなかった俺もまた、カオナシってどんな奴なんだろ…と期待に胸を膨らませていたのです。

カオナシを見た俺の表情は、まさにカオナシのようになっていたことでしょう。
カオナシは序盤に登場するので、川の神様が登場した頃にはテンションは落ちきっていました。父、川の神様。息子、カオナシ。どんな親子だって。

ちなみに俺は、カオナシに似ています。俺と、カオナシ、双方の名誉のために。

そんなこんなで我が家にとって千と千尋の神隠しは遺恨が残る作品なのである。

でも作品はめっちゃ楽しかった。ジブリに興味ない親もすごく楽しそうで俺も嬉しかったこともよく覚えている。



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