幼馴染から学んだ、突き抜けるということ

何か物事をする選択をしたからには、突き抜けたい。頂点に立ちたい。こういう思いを抱くことがあります。

もちろん実現できるかは別の話です。そして1番になれなければ意味がない、という話ではありません。

突き抜けることを目指して必死に取り組むうちに他の選択肢が見えてくることもあるでしょう。
また、必死に取り組まなくてもどんどん上達したりすることも場合によってはあると思います。それが「向いている」ということなんでしょうけど。

そして突き抜けるといっても、マイナス方向に突き抜けるということもあります。

何年か前に幼馴染の友人から聞いたひとつの突き抜けエピソードを思い出しました。

その彼は、高校卒業後に就職しました。ですが、数ヶ月で退職してしまいました。そして高校の時働いていたバイト先に出戻り、フリーターとして生活していました。

同世代より多くの収入を得て、それなりに楽しくやっていたようです。
そこそこ働きつつ、遊びつつな生活をしながら、フリーター生活も3年目に突入していました。
ここで、アクシデントが起こります。

働いていた店が閉店してしまうので
す。

ここで就職を考えても良さそうなものですが、彼はスロット等で作った貯金もあったので、無職でいる選択肢をとります。

しかしそれにより、彼は一種の悟りを得ることになります。その時の話を聞いた時、彼はこう言っていました。

「無職だとさぁ、暇で時間あるじゃん。だから毎日遊ぶでしょ。そうするとさ、あ〜〜、今日も遊びか…ってなってくるんだよね(笑)」

今日も仕事か…のテンションで、今日も遊びか〜。と、なるようなのです。
いやー、言ってみたいわ。今日も仕事か…は読んでいる皆さんもあると思いますが、今日も遊びか…は俺はないですね。

彼はそれから数ヶ月後、とある専門学校の特待生枠に奇跡的に受かり、卒業をして今はその業界で働いています。

単なる友人紹介になってしまった感はありますが、こういうマイナス方向への行動でも、突き抜ければ得られるものはあるという話でした。

この話を聞いた数年後、俺も会社を辞めて無職になり、転職活動をしますがさすがに彼のようには突き抜けられませんでした(笑)